さちこいのうえのアイクリニック
- 井上佐智子
- 2017年4月29日
- 読了時間: 3分

はじめまして。まずは自己紹介からさせて頂きます。井上佐智子と申します。眼科医をしています。
眼科の専門医と抗加齢医学専門医を取得していて、前者はわかりやすいと思いますが、後者はアンチエイジングの学会の専門医です。大学病院でも週一回の専門外来をしています。
目の専門はドライアイです。涙が専門の商売ですが、その中でも涙はお水と油に分かれており、油の専門家です。
そんな細かく専門性ってあるの??というか涙に油があるの???という疑問も湧くと思いますが、どちらも「アリ」です。
私生活では子供4人と夫と仲良くやかましく毎日暮らしています。夫はほとんどいないので、
私が4人とタイマン張って暮らしている、というのが正しいかもしれません。
私は4人産んでるから4人を育てているけど、ストレスが溜まっていても、ストレスを感じにくく(にくいらしく)、ストレス解消のためのホニャララみたいなものには全く興味が湧かず、どちらかというと、気分が落ち込むのは弱さゆえ、と思い込んでいました。

そんなある日、どうも高校の先輩が茅ヶ崎あたりで
サーフィンをしているという情報をキャッチしまして、
行ってみました茅ヶ崎。のってみました波。そうしましたら
気分が晴れるということは、このようなことだったのか!!
と目から鱗状態でして•••。
それから休診日や休日にはサーフィンするという経緯に至っています。
ちなみにサーフィンに関してはヘタです。溺れていたら助けてほしいレベルです。
申し遅れましたが、私長野県出身でして、海に対しては
憧れが大きいです。加山雄三より海に憧れている自信があります。(実際、加山雄三さんは海を既にご自分のものにされているので、象とアリくらい違うかもしれません。)
まず今回は私の専門である涙とストレスのお話をさせて頂きますね。
涙は涙腺という分泌腺から分泌されます。いわゆる涙の量や質の低下で目が乾くことをドライアイと言います。

通常涙腺から出る涙の分泌は、年齢などにより分泌が下がってしまい、今までの概念では中年以上の女性にドライアイが多いと言われていました。が、しかし、最近ではパソコン作業やスマホ人口の拡大などで、ドライアイは飛躍的に性差•年齢関係なく広がってきています。中にはドライアイが原因で仕事を辞めてしまう人もいるくらい本人にとっては深刻な問題になることもあります。
こういったデジタルデバイスも含め、身体的•精神的ストレスとドライアイが関係していることが数々の研究でわかってきています。
人は、自律神経のうち、リラックスしている時は副交感神経という神経が優位になります。
実際に腹式呼吸(ヨガでよくやるあれです、副交感神経優位になります)をした人たちと、
しなかった人たちの群では、涙液の分泌に差がでたという報告があります。また、運動していることや歩くことで涙液の分泌が多くなるという報告もあります。

長々何を言いたかったかというと、仕事から開放されて、サーフィンなどに行き、身体を動かすことによって、ストレス解消することが、様々な疾患の予防になる可能性があるのではないかと。
波乗りしながらスマホプチプチやる人は、そうはいないですし。
そういったものから開放されて自然の中にいるのはとてもよいことだと私自身は思っています。
つづく。